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文字コード超研究 (中級者向け) ★★★★

ネットワーク技術者に文字コードの知識は欠かせない
cover 文字コード超研究
深沢 千尋 (著)
出版社: ラトルズ ; ISBN: 4899770510 ; (2003/07)
価格: ¥3,129 (税込)
 
コンピュータにとって日本語が不利だと思う時は、文字コードで悩んだ時でしょう。特にネットワークの世界では、色々な文字コードが混在しますので、本当にやっかいです。「バカヤロー」と叫びたくなる時がありますが、そんな気持ちをぐっと堪えて本書を読みましょう。文字コードなんて所詮決め事ですから、知識として知っているかそうでないかだけで、学習するのに頭を絞って悩む必要はありません。したがって、一度だけ本書の様な本をじっくり読めば、後は新しい文字コードが出現するまで悩まずに済みます。面倒くさいですが、休日を1日つぶせばなんとかなるはずです。そこで本書ですが、非常に良く説明されています。600頁のボリュームには正直驚きますが、そのぶん例も多く丁寧に説明されています。先ほど、「悩む必要はありません」と説明しましたが、実は書籍によっては、その無味乾燥の説明に悩んでしまうものがあります。その点、本書は読み物として良く書かれていますので、いくらかは苦痛を和らげてくれると思います。

知って得するソフトウェア特許・著作権 (中級者向け) ★★★

法律は、知らないでは済まされない
cover 知って得するソフトウェア特許・著作権
古谷 栄男 (著), 松下 正 (著), 真島 宏明 (著)
出版社: アスキー ; ISBN: 4756133924 ; 改訂3版 版 (2000/03)
価格: ¥3,045 (税込)
 
技術者は、専門知識を高めるのに多くの時間を費やすので、多くの人は法律まで手が回らないと言うでしょう。実際、多くの技術者は興味すらないかもしれません。でも現実としてプログラマは本書がテーマとする特許と著作権については意識せざるを得ません。この問題は、職業プログラマ、アマチュアを問いません。アマチュアだから許されるというわけではなく、ある日突然悲劇が襲ってくる可能性はあります。身近なところでは、「LZW圧縮の特許」などが有名ですね。本件については、今のところそれほどシビアではないですが、最近のGNUソフトは大事をとってこのアルゴリズムを使用しない傾向にあります。当然シビアな局面については専門家に相談する必要がありますが、その様な状況は誰も望まないことです。むしろ怖いのは、無意識のうちに侵害してしまうことです。そのような意味で、本書は一般教養として読んでいても損はない内容です。悩んでしまうような専門用語などは少ないので、ソフトウェア仕様書を読む感覚で読めば、興味深く読み通せる内容です。是非一読することをお勧めします。

実戦!問題解決法 ( 初級者向け) ★★★★

SE必須、問題解決の技術を身に着けよう
cover 実戦!問題解決法
大前 研一 (著), 齋藤 顕一
出版社: 小学館 ; ISBN: 4093896070 ; (2003/05/24)
価格: ¥2,100 (税込)
 
技術者としての幅を広げるためにビジネス書も読む必要があります。むろん、プログラム一筋で一生プログラマーという生き方は否定しませんが、SEを目指す場合、ビジネス感覚を磨く必要あります。ただし、私は個人的にはSEがプログラマより高度な職種とは考えていません。例えば尊敬するLinuxやBSDの開発者は、SEではなくプログラマ集団です。彼らは非常に高度な知識を持つ集団ですね。どうして大前先生の本を選んだのかと言いますと、彼はもともと技術者でしたので、思考が非常に我々技術者にとって馴染み易いと思うからです。ロジカルシンキングやミーシーでのアプローチなどは、ソフトウェア工学にぴったり当てはまります。ソフトウェア技術者は、知らず知らずのうちにこれらの知識を身に着けていたのではないかと思われるほどです。具体的には、ロジカルシンキングによる解決法は、ソフトウェアデバッグの手法そのものです。現象を正確に捉え、仮説により問題点を推測し、仮説を検証しながら問題を絞り込んでいく手法は、気の利いたプログラマのデバッグ手法の焼き直しのようなものです。ミーシーの考え方も、機能を重複しない最小パーツに分解し、その部品を組み合わせることにより、より高度な部品を構築する、C++のクラスライブラリの設計手法そのものです。要するに、彼のアプローチは工学的手法を経営や営業に持ち込んだと考えられます。したがって、技術者が読むビジネス書としては最適な本となります。大前先生の本は数多くありますが、とりあえず本書を推薦しておきます。理由は、彼はこの本の第一部を記述されたと思われますが、この28ページの中に彼の主張の殆どが網羅されて、他の書の内容の多くもこの中に集約されているからです。

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