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Microsoft WDMプログラミング  (上級者向け) ★★★★★

WDMドライバの仕組みが実に良く説明されている
Microsoft WDMプログラミング―WindowsXP対応
Microsoft Programming Series
ウォルター オネイ (著), Walter Oney (原著),
長尾 高弘 (翻訳), ロングテール (翻訳)
出版社: アスキー ; ISBN: 4756139132 ; (2001/09)
価格: ¥7,560 (税込)
私がWindowsドライバの勉強を始めた頃は、資料はDDKドキュメントしかありませんでした。ディスプレイを通して読むと目が痛くなるので、プリントアウトすると確かキングサイズのバインダが一杯になったと思います。英文で分かり難い内容をひたすら読み続けました。朝から晩まで読んで約1ヶ月程度かかったかと思います。当時は若かったからできたのでしょうが、たぶん、今なら出来ないでしょう。その後 、参考書も何冊が出てきましたが、良いものからDDKドキュメントを読んだほうがましなものまでありました。その中で本書は後から出てきた部類に属します。最初、本書を見た時、この本が当時あったならDDKドキュメントを読むのに1ヶ月もかからなかっただろうなとつくづく思いました。DDKドキュメントは詳細 が記述されているので、見通しが悪いのです。本書は、WDMドライバの構造を非常に見通しよく説明してくれます。当然DDKドキュメントは必要ですが、本書で概要を頭に叩き込んでおかないと、読んでも無駄になります。

Programming the Microsoft Windows Driver...  (上級者向け) ★★★★★

「Microsoft WDMプログラミング」の第2版です
cover Programming the Microsoft Windows Driver Model
Walter Oney (著), Oney Walter (著), Microsoft (著)
出版社: Microsoft Pr ; ISBN: 0735618038 ; 2nd Bk&Cdr 版 (2002/12/31)
価格: ¥5,744 (税込)
 
初版が非常に良い本だったので、当然第2版も直ぐに翻訳されるだろうと思っていたのですが、未だに出版される様子はありません。時間経過からすると、もう期待できないかもしれません。やはり、この手の本は売上げ部数が少ないですから、出版社も採算のことを考えると難しいのかもしれません。内容は、マルチファンクションデバイス、フィルタドライバ等の章が追加されています。DDKドキュメントを英語で読むことに比べたら、はるかに楽ですから、トライするもの良いかもしれません。

WDMデバイスドライバプログラミング完全ガイド<上>
WDMデバイスドライバプログラミング完全ガイド<下>  (中級者向け) ★★★★

DDKは英語なのでイヤだという人向け
WDMデバイスドライバプログラミング完全ガイド〈上〉
エドワード・N. デッカー (著), ジョゼフ・M. ニューカマー (著),
出版社: アスキー ; ISBN: 4756133959 ; 上 巻 (2000/03)
価格: ¥4,200 (税込)

WDMデバイスドライバプログラミング完全ガイド〈下〉
エドワード・N. デッカー (著), ジョゼフ・M. ニューカマー (著)
出版社: アスキー ; ISBN: 4756133967 ; 下 巻 (2000/03)
価格: ¥5,040 (税込)
私が知る範囲では、Windowsデバイスドライバについての書籍として、一番ボリュームがあります。上下巻を合わせると1000ページを超えます。内容は、比較的DDKドキュメントに忠実に書かれています。つまりDDKドキュメントを英語で読むことに何の問題もない人には不要ということになります。原書には目を通していないのですが、上手に翻訳されている印象を受けます。したがって、読者のレベルにもよりますが、OSの基本構造を理解している人であれば、それほど苦労することなく一気に1000ページを読みこなせるのでははいでしょうか。

WDMデバイスドライバ―Windows98/...Professional Library Windows2000 (中級者向け) ★★★

WDMデバイスドライバ記述の演習本
WDMデバイスドライバ―Windows98/2000のための新しいドライバモデル
クリス カント (著), Chris Cant (原著), エクストランス (翻訳),
サイエンスパーク
出版社: 翔泳社 ; ISBN: 4881358618 ; (2000/03)
価格: ¥7,140 (税込)
本書の特徴は、各章で小さなサンプルコードを使って説明することです。そういう意味で、内容は非常に具体的です。最初からきっちり読んでいくと、徐々にステップアップすることが実感できました。一方、概念的に説明はあまりありません。したがって、本書でWDMドライバの全体像を理解することは難しいかもしれません。DDKドキュメントや他の書籍の後で読むと、内容が補完でき理解が深まるのではないでしょうか。

Windows NTファイルシステム詳説 (上級者向け) ★★★★★

ファイルシステムを知ることはOSの内部を知ることだ
cover Windows NTファイルシステム詳説
Rajeev Nagar (著), 奥田 司郎 (翻訳),
日本ルーセント・テクノロジー株式会社
出版社: オライリー・ジャパン ; ISBN: 4900900702 ; (1999/01)
価格: ¥10,290 (税込)
 
高価で分厚く濃い内容の本です。したがって、本書を読む人はそれほど多くはないでしょう。でも、私は本書でNTカーネルを理解しました。当然、DDKドキュメントも読みましたし、他の本も読みました。では、何故本書で理解したかというと、本書はファイルシステムに焦点を合わせているために、全体が非常にまとまりが良くストーリー性があり、良い小説を読んだような充実感を得られたからです。ファイルシステムを自分で書き上げた様な気分になりました。ただし、このボリューム(700頁以上)ですので、非常に根気と時間がいります。デバイスドライバ作成に切羽詰っている人には、そんな余裕はないでしょう。けっして拾い読みできる様な本ではありませんので、余裕がない人が手にしても本書の価値を理解できないと思います。最後に、いまさらNTカーネルなんてとおっしゃる方がいるかもしれませんが、現在のWindowsXPカーネルはNTカーネルから殆ど進化していません。まして、NTファイルシステムについてこれほど詳細な情報は、他では得られないのではないでしょうか。
注意)本書は、NTのファイルシステム実装についての説明本です。NTFSの説明本ではありませんので、NTFSのフォーマット構造などの情報は得られません。

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