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AIについての書籍の紹介

AIは最近はやりなので書籍も増えてきました。したがって、無視する訳にも行かないので一通りの学習を行う必要があります。でも一体どこから手を付けて良いのか分からない方のために、私が手あたり次第読んだ書籍を紹介します。是非、参考にして下さい。なお、AIは数式を扱います。したがって、数学の知識レベルにより学習内容が変わって来ます。本ページでは、高校数学レベルの人を対象に説明しています。


■ AI vs. 教科書を読めない子どもたち (初級者向け) ★★★

AIの将来に否定的立場の本(技術書ではありません)
本書は「東ロボくん」プロジェクトの新井紀子先生の著書です。先生が「AIが東大合格レベルの知能を持てるのか」の実験を行った結果、その結論と課題を報告しています。結論は、現在の技術の発展型では無理とのことです。どうも「文章を理解する能力」を習得することが難しようです。ここまでは「ああ、なるほどそうなのか」ですが、本書の肝はAIとは直接関係ないのですがその先にあります。本書が指摘するのは、その「文章を理解する能力」を持たない子どもが意外に多いとのことです。これが何を意味するのかと言うと、AIが得意とする分野(演算とかデータ処理)は、既にAIは人間を遥かに超えています。問題なのは、AIが不得意とする「文章を理解する能力」について、これを苦手とする子どもが多いことです。つまり、全ての分野においてAIに勝てない子どもが多い。「一体、この子ども達は将来どの様にして生きていくのでしょうか?」と、暗い気持ちになってしまいます。さらに、この本は「その能力を教育によって改善する手段が分からない」と追い打ちをかけます。この能力は「できる子はできるし、できない子はできない」らしく、絶望的な気分にさせられます。そういう意味で、AIの将来を見据えるため、子どもたちの将来を考えるために一読の価値がある本かと思います。

■ AIが神になる日 (初級者向け) ★★★

AIの将来に肯定的立場の本(技術書ではありません)
本書は『 AI vs. 教科書を読めない子どもたち』とは逆の意見、AIの将来にポジティブな内容です。著者はビジネスの世界で活躍された方なので、新井先生の様な学者ではありません。したがって、技術的な根拠については希望的観測も入っていると思われます。個人的には、恐らく現在のAIは、新井先生の言う通り技術的にはどこかで壁に当たると思います。但し、その壁をブレークスルーできるか否かが焦点だと思うのですが、それはもう立場の違いとしか言いようがありません。確かに人類は何度も技術的なブレークスルーを通して発展して来たのですから、著者の様な意見もありとは思います。本書は、その後の世界を考察し哲学にまで踏み込んでいるため興味深く読むことができました。私が生きているうちにこの様な世界が来るのか楽しみです。

■ ディープラーニングの数学 (初級者向け) ★★★★★

ディープラーニングに必要な数学の基礎をマスターしよう
Deep Learningと名の付く本を読むと、いきなり微分記号が出てきます。「確か昔勉強したが、この記号は何だったかな?」となったら、まずこの本を読んでみて下さい。ディープラーニングに使用する数学をかなり低レベルから説明してくれます。この本を頼りに(ダメな場合は、高校の数学を復習して下さい)読み進めると、ディープラーニングに使用する数学の内容が一通り理解でる内容となっています。数学に自信のない方は、ここから始めることをお勧めします。

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